授業の質の向上には

1月も下旬となり、いよいよ私立大学の入試がはじまります。今日授業した学生は入試までで最後の授業でした。過去問をざっと復習して、分からないことを確認して、落ち着いて今まで学んだことを出し切るようエールをおくりました。

通信のトラブルなどを考慮すると、オンライン授業で画面に資料は出すことができるといっても、やはりお互いに手元に教材があるほうが便利であると感じました。初回、2回目の授業はこちらで教材を用意し、レベルを判断して市販の教材を購入してもらって解説するようにすると円滑に授業を進められ、宿題も出しやすいです。その上で、補足の資料などを画面に出すようにするとよりよい授業を行うことができます。扱う教材を準備する時間を節約して予習に時間を充てられると授業の質が向上することでしょう。

試験の季節

先週末、大学入試センター試験が行われました。これを皮切りに受験を立て続けに受ける予定、という受験生の方もいるのではないでしょうか。予定通りに勉強が進んでいる人、少し壁を感じている人、様々だと思います。

しかし受験勉強を続けているみなさんは、過去の自分に一つずつ知識を積み重ね続けているともいえます。最後の最後まで、「自分」を更新し続けてください。

実は俳句の世界に、「大試験」という季語があります。特に入学試験などの、節目の試験のことを指します。受験生の皆さんは、まさに大試験に向かって突き進んでいるということになりますね。

この季語は、「春」の季語です。苦しい思いをされている人もいるかもしれませんが、希望あふれる春はすぐそこです。もうひと踏ん張り、頑張りましょう。

受験生でない方も、学年末考査が控えていることでしょう。一学年の締めくくりを、気持ちよい形で行いましょう。

師走

明日で11月も終わり、12月になります。進路が決定した人もいるでしょうし、周りと自分を比べて焦っている人もいるでしょう。

「解ける問題と解けない問題の差がある」

「見返してみると、なんてことない問題だったのに…」

この時期によく耳にする言葉です。

これから大事なのは、自分、特に弱点をしっかり見つめることです。

自分と見つめあった時間は、本番に自信となって帰ってきます。

まだ時間はたくさん残されています。どう使うかは、あなた次第です。

(体調管理もしっかりと…)

思い立ったが吉日

段々と秋が深まってきましたね。特に高校・中学3年生の皆さんは、「勉学の秋」とすることができているでしょうか。そろそろ成績が気になり始める時期にも差し掛かるので、今回は僕の実体験も交えた、勉強法の紹介をします。

僕も去年の今頃は、模試の成績とにらめっこしていた覚えがあります。なかなか成績が上がらず、周りとの差に焦りを感じ、とにかく問題を解こう、と過去問はひたすら解いていました。

それも大事なことかもしれません。しかし、帰ってきた模試の答案・解説を見てみると、かなり簡単な所で点数を落としていることが多かったんです。例えば、数学で使う公式の符号を間違えていた、古文の単語の意味を間違えてストーリーが全然違った、問題指示を見ていなかった・・・などです。それから、一度自分を見つめ直して、公式、単語、文法など基礎基本を勉強しました。すると、ミスで点数を落とさなくなっただけでなく、解けなかった問題に手が届くようになり、安定した成績をとることができるようになりました。なにより、自分に自信が持てるようになったことが大きかったと思います。

今一度、自分の頭の中を整理してみてください。僕のようなイージーミスで点を落としている人、あやふやにしている単語や文法がある人、いませんか。今、この時が、復習のラストチャンスかもしれませんよ。

思い立ったが吉日、です。

試験で成功する秘訣

「試験で緊張していつも通りできなかった」と聞くことがよくあります。試験においてメンタルを安定させる方法のなかからひとつ紹介したいと思います。

メンタルを構成する要素のひとつとして「自信」があります。この自信をつけることで、メンタルが崩れる状況においても自信によってメンタルを安定させることができます。自信には過去に対する自信と未来に対する自信の二種類があります。過去に対する自信を有能感、未来に対する自信を効力感といいます。まず、有能感を得るためにすべきことは、日々の勉強を記録して、加えて、その際に良かったことも記録しておくことです。これを試験前に見直すことで、有能感を得ることができます。効力感を得るには、目標設定が大事になってきます。設定する目標は50パーセントぐらいで達成できそうなものにします。多くを望まないことで、なにかできそうな自信がでてきます。また、簡単すぎないことで、だれることもなくなります。

これらを意識して日々勉強し、試験に臨めば、試験でいつもの力を発揮できるかもしれません。

英語は長文和訳ができればいいの?

今日は英語の授業を行いました。

英語の学習は4技能を中心とした「使える英語」を身に着けることを重視しようという方向に向かっています。

でも,今の大学受験で大事なことは英文の下線部和訳やパラグラフ全体の和訳といったことができるようになることです。

少しずつ変化しているとはいえ,まだまだこの流れは変わっていません。

このことを踏まえて,今日の授業は…やはり和訳が中心。

いかに自然な日本語にできるかどうかということに意識を置いて練習を繰り返しました。

受験生にとって大事なことは,合格することです。

本当は本質の追求が重要なのですが,合格への近道としては和訳の練習が大事なんです。

この矛盾を含みながら受験生は勉強しています。

雪に耐えて梅花麗し

タイトルにある言葉、知っている人も多いのではないでしょうか。元広島東洋カープ投手、黒田博樹さんの座右の銘としても知られていて、出典は西郷隆盛の言葉だと伝えられています。意味としては「寒い冬の雪に耐えた梅の花だけが、春に麗しく咲き誇る」、すなわち「苦しいことを乗り越えたその先にだけ、望むものが見えてくる」ともいえるでしょうか。

今日、福岡県内は大規模な花火大会が行われています。そんな中、授業をした高校3年生の生徒は「花火には行きたかったけれど、私は志望する大学に行くという目標があるので我慢しました。」と言っていました。

何かを成し遂げようとすれば、必ず何かを犠牲にしないといけません。この夏休み、勉強を怠けたくなるような誘惑もたくさんあるでしょう。しかし、特に受験生にとっては、志望校合格につながる大切な時期です。次の春に、自分の笑顔が咲き誇るかどうかは、これからの時期の誘惑に耐え、自分で努力し続けられるかどうかにかかっているかもしれませんよ。

ペンタブ

今日は、ペンタブレット(以下ペンタブ)を持っている生徒の、数学の授業でした。生徒がペンタブを持っていると、向こうからも画面上の教材に書き込んでもらえるので、答えだけでなく、答えに至るまでの計算過程を見ながら授業をすることができました。これで、生徒が深いところまで理解しているかどうか、確認することができます。

「オンラインで受講したいけど、答え以前の過程を見てもらえないのがなぁ…」と考えているあなた。ペンタブを使えば、先生が隣にいるのと同じような感覚で、過程まで採点してもらえますよ。さらに今なら希望者にはペンタブを貸し出しています!この機会にオンライン授業を始めてみませんか。

結果よりもやり直しが重要!

今日は高校1年生の数学の授業を行いました。毎回の授業では必ず時間を守り、宿題も忘れずに解いてきて、質問も積極的にしてくれる彼ですが、先日の学校の小テストや全国模試では「やった、解けたぞ」と言えるほど手応えはなかったようです。

そこで、彼にここからが重要だということを伝えました。模試は自分の実力、弱点を測ることができる貴重なツールであるとともに、やり直しの絶好の機会でもあります。結果に一喜一憂するのではなく、必ずやり直しを行ってください。苦手を一つずつ潰していくことで必ず成績は伸びます。成績が出ないと焦る人もいるでしょう。ですが、日々、小さなことをコツコツと積み重ねることによって、受験のときに素晴らしい景色を見ることができるのです。

台風ニモマケズ。

今日は全国模試の対策をしました。授業時間内に、問題を解いてもらって解説を行いました。解法は確認できたので、本番も落ち着いて自分の実力を発揮してもらいたいと思います。内容がすべて終了したあと、オンライン授業について意見をもらいました。いろいろな意見を出してくれましたが、一番に出てきたのは家にいながら授業が受けられるためありがたい、という点でした。確かに通塾時間が省けると好きなことに時間を使えますし、これからの雨が続く時期や夏は快適に勉強が続けられますね。