困難は分割せよ

最難関といわれる灘や開成といった私立中学の算数の入試問題を題材に授業していて、その内容の複雑さに驚くこともしばしばあります。問題文も時として非常に長く、情報量も多いです。また、設定もかなり入り組んでいることが多いです。実際に、時間内に全てを解ききるとなると相当な実力が要求されます。いわゆる難問というものに対峙する際、複雑な設定を理解しやすいように自分でシンプルにすることが必要です。かつてフランスの哲学者であったデカルトは、「困難は分割せよ」という名言を残しています。困難な問題は、自分が分かるレベルに小さく分けていって、最終的に解決が必要な部分を抽出することが大切であると思います。