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筑修コラム

第1回 今の中高校生が将来もとめられるもの クリティカルシンキングってなに?


近年、経済産業省が2006年から提唱している「社会人基礎力」をはじめとして、「新しい学力」、「生きる力」など、様々な「力」が必要だといわれています。なぜこういう力が必要なのでしょうか。また、どのようなことを身につければこのような「力」が身につくのでしょうか。

以下では、そのような「力」の内容や意義を概観しながら、これらを総合して実際に身につけるべきものとして、初回は「クリティカルシンキング」について取り上げていきます。

様々な「力」

現在は「先行き不透明な時代」といわれます。実際、デューク大学教授のキャシー・デビッドソン氏は、ニューヨークタイムズのインタビューで「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今存在していない職業につくだろう」と述べています。

初期の携帯電話を使っていた世代にとっては、スマートフォンやそれに伴うサービスの拡充、ソーシャルゲームやソーシャルメディアの発達は全く予見しえなかったものです。これからは、そうした「先行き不透明感」あふれる時代の中で、何とか自立して生き抜いていくことが、今の小中高生にしても社会人にしてもひいては中高年の世代にしても必要になっています。

そこで必要な力としては、例えば、経済産業省が提唱している「社会人基礎力」があげられます。つまり、思いやり、公共心、倫理観、基礎的なマナー、身の周りのことを自分でしっかりとやるなど「人間性、基本的な生活習慣」を基盤として身につけた、「基礎学力(読み、書き、算数、基本ITスキル等)」・「専門知識(仕事に必要な知識や資格等)」を前提として、「基礎学力・専門知識を活かす力」が「社会人基礎力」です。具体的な例として、「前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力」とされています。

これに関連して、学校現場では、「先行き不透明な時代」の中で身につけるものとして、「新しい学力」観と「生きる力」もあげられます。1989年の学習指導要領改訂では、「自ら学ぶ意欲や,思考力,判断力,表現力などを学力の基本とする学力観」が示されました。この学力観は、現行の学習指導要領でも引き続き身につけるべきものとされてきました。

また、1996年には、「自分で課題を見つけ,自ら学び,自ら考え,主体的に判断し,行動し,よりよく問題を解決する能力」・「自らを律しつつ,他人とともに協調し,他人を思いやる心や感動する心など,豊かな人間性」・「たくましく生きるための健康や体力」として「生きる力」が示されています。そのために、現在の教育現場でもさまざまな学びの形や指導方法が実践・研究され続けています。
 こうした様々な「力」は、「先行き不透明」な社会を生き抜くためには非常に重要なものです。ただ、ずいぶん前から言われ続けながらも、まだまだ達成できていない点からすると、重要であるが実現は難しい問題といえるかもしれません。

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