センター小説を攻略する

「評論文は得意だが、小説はどうしても得点がブレてしまう」ということはありませんか? こういう生徒は、小説を勘や雰囲気で解いている傾向にあります。センター試験は受験者数の最も多い試験であり、勘や雰囲気で解かせるような問題を出題することは絶対にありません。必ず文中に解答根拠があるということを意識して問題演習に取り組むことが大切です。ポイントは3つあります。1つ目は、シチュエーションをおさえること。「いつ」、「どこで」、「誰が」、「どうした」のかを正確にチェックしましょう。2つ目は、登場人物の心情(動作、表情、様子、台詞など)をチェックすることです。この際、先程確認したシチュエーションを踏まえ、特定の人物の心情や動作などを導く「きっかけ」に注意しましょう。3つ目は、心情が特定の表現の表現で示されている場合は、その表現がどのような心情を示すのかを辞書レベルで理解していることです。以上のことを意識しながら問題演習に取り組み、解答速度を上げていくことが得点力につながっていきます。あきらめずに頑張っていきましょう。