スタッフブログ

みなさん、こんにちは(^^)/
オンライン家庭教師 ネット塾『わかるらいぶ』です!


6月といえば、高校生や中学生の前期中間テスト1学期期末テスト
7月に入った今もまだ期末テスト真っただ中の高校がありますね。
次は模擬試験がやってきます。
テストの直前はテスト対策をするとして、日々の学習をいかに有効に積み上げていくかがすべてにつながっていくということで、学習センスを磨かなければなりません。

理系を選択しているみなさんは、数Ⅲという壁にぶつかっていることと思います。
極限、微分積分、こんなものこの先どんなふうに役に立っていくんだ?と思って、数学に取り組む疑問すら出てきている人がいたりして。。。
ここでは理系を選択して自分としては極めた!と思っている「私目線」でお話ししてみたいと思います。
どうか、みなさんの数学へのモチベーションがあがりますように。

さて、みなさんはまだ知らないことなのですが、実は高校と大学では数学に対する構えが異なります。
高校生のみなさんにとって数学というと、「問題を解けるようになること」が取り組む目的になっていますよね。
でも、私が所属した工学部(主に物理を学ぶ)では、数学は「物事の現象を理解するための手段」として取り組みます。
つまり、「目的」=物理現象の理解、「手段」=数学なのです。


大学の物理では「微分方程式」と呼ばれるものがどの分野にも頻繁に出てきます。
この「微分方程式」を解くためには、数Ⅲの微分積分ができているということが最低条件となってきます。cosを積分するとsinになる…なんて、高校で学習する範囲について大学の教授にはいちいち確認などしてもらえません。
それらは当然わかっているという前提でどんどん進んでいきます。
実際の物理の問題は立式をし、数学的手法を用いて解き、得られた結果からその数式が表す物理現象に翻訳するというのが主な流れとなるため、物理の問題を解くといっても実はその大半は数学の問題を解いていることになるのです。


ここでどういう問題が生じるかというと、物理の問題を取り扱っているのにそれを記述する数学がわからないから解けないという問題です。
実際に問題をとくときも、物理がわからないというよりは、そこで使っている数学がわからないということが多く、困っている人の大半はこういう状況のようです。
逆に言うと、数学ができるということは大きなアドバンテージになります。
なんと、物理現象がわからなくても、数学ができることで物理の問題が解けてしまうのです。
実際の研究では答えとなる物理現象が明らかになっていないものが多いので、むしろ計算で得られた結果から新しい発見をすることの方が多く、数学ができることはメリットでしかないのです!

ここまでの話を聞くと、大学の物理、数学はひじょうに難しいものだとモチベーションを下げてしまったかもしれませんが、大丈夫!安心してください。
高校生までの範囲をできるようにしておけば理解できるようになってますし、現に私も何とかなりました。
もし、今、高校生で、物理が好きで数学が嫌いだという方がいたら、好きな物理を極めるために数学を勉強するんだ!と思ってがんばってください。
学ぶ数学内容は全部物理に活かされます。

大学以降で学ぶ物理と数学は密接に関わっており、それらがつながる瞬間には感動することまちがいなしです!
その感動を味わうために、そして、単位をもぎ取るためにも(ここ、重要…)、今は目の前の数学の問題に一生懸命取り組んでくださいね!

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