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筑修コラム

第10回 混乱の大学入試!次の「共通テスト」はどうなる?


さる2020年1月19日に最後の「大学入試センター試験」が終了しました。1990年以来31年間続いた大学入試の制度が終わり、来年2021年1月16日(土)・17日(日)の2日間で新しい「大学入学共通テスト」が実施されることが決まっています。

この「大学入学共通テスト」(以下、共通テスト)については、すでに当初導入が予定されていた英語民間試験の活用の延期が決定し、さらに国語と数学で導入予定だった記述式問題の導入見送りも決定されました。ニュースでも大きく報道されましたので、ご存知の方も多いかと思います。

新テスト移行への大きな柱であったはずの2つの取り組みがなくなったことで、2021年以降の共通テストはいったいどのようなものになるのでしょうか。

共通テストもマークシート式で行われる。

共通テストはセンター試験同様、独立行政法人大学入試センターが作成し、実施する点ではセンター試験と同様です。マークシート方式で実施される点もセンター試験と同様です。そのため、採点時間が短時間で済み、採点ミスもありません。記述式導入を見送ったことで、採点機関や正確性の問題は解消されたことになります。

英語民間試験と国語・数学で記述試験の導入という2つの大きな変更点がなくなったことで、共通テストはセンター試験とあまり変わり映えしないという声もあります。しかし、問題作成の方向性については若干変更されることが案内されています。

そもそも、共通テストへの移行の目的は、時代の変化に即して大学生に求められる能力が変わってきたことへの対応にありました。具体的には、センター試験では「知識と技能」を測ることが中心であったのに対して、共通テストでは「知識と技能」に加えて、「思考力・判断力・表現力」を問うことが求められています。

そのため、様々な資料から必要な情報を読み取ったり、複数の情報を比較したり、知識だけではなく自分の頭で考えなければならないような問題が増えてくることが予想されます。

詳しく見るとセンター試験とは少し違う!

全科目に共通する内容では、知識の定着を問う問題が中心であったセンター試験に対して、共通テストでは、「授業において生徒が学習する場面や、社会生活や日常生活の中から課題を発見し解決方法を構想する場面、資料やデータ等をもとに考察する場面など、学習の過程を意識した問題の場面設定を重視する」と言っています。

変更点1 学習場面や生活の場面で課題解決を図る設定の問題作成を重視する。

その他、英検などの民間試験の活用が延期になった英語では、筆記200点(80分)リスニング50点(60分)【センター試験】から、リーディング100点(80分)リスニング100点(60分)【共通テスト】へとリスニングの配点が高くなることや、発音・アクセント・語句整序の問題を単独で出題しない、リスニングの読み上げ回数を2回【センター試験】から一部の問題では1回のみ【共通テスト】へ、アメリカ英語のみ【センター試験】からイギリス英語を含む多様な話し手による読み上げを使用【共通テスト】へと変更されます。

変更点2 英語ではリスニングの配点割合がアップ。
変更点3 発音・アクセント・語句整序を単独では出題しない。
変更点4 一部問題でリスニングの読み上げ回数が1回のみになる。
変更点5 アメリカ英語以外の英語のリスニング問題も出題。

この他に、「適当なものを、次の①~⑤のうちからすべて選べ。」のように当てはまる選択肢をすべて選択する問題や、解答が前の問題の回答と連動し正答の組み合わせが複数ある問題などの出題が検討されています。

上記問題では、①(ア)を選んだ場合は理由④を、②(イ)を選んだ場合は理由②を選択するという2つの正解パターンがあることになります。

解説→桜田門外の変は、水戸藩を中心とする脱藩者が、幕府の大老井伊直弼を暗殺した事件です。重要なリーダーを守れなかったこと、そして失ったことで幕府の権威は急速に衰えていきました。
解説→第二次長州征伐では、薩長同盟を背景にして軍事力を整えた長州軍が幕府軍に勝利します。このことから幕府の軍事力はすでに他の藩を圧倒するものではなくなっていたことがわかります。

変更点6 「適当なもの」をすべて選ばせる問題の出題。
変更点7 前の問題と連動した、正解パターンが複数ある問題の出題。

2021年1月に実施される「大学入学共通テスト」について、現時点で明らかになっていることをまとめてみましたが、大学入試センターは、記述式問題の見送りに関する説明の中で、「令和3年1月に実施する大学入学共通テストにおける国語及び数学の問題構成や試験時間、配点などをどのように取り扱うかについて、早急に専門家による検討を行い、できる限り速やかに方針をお示しいたします。(令和元年12月17日)」と述べていますので、今後改めて詳細な情報提供があるものと思います。

これから大学受験を迎える皆さんやご父母の皆さんは、今後公表される情報に注意してください。

【参考】
独立行政法人大学入試センター「大学入学共通テスト(新テスト)等について」

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