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令和4年度 福岡県公立高校入試 分析~【数学】~ 新中3へのアドバイスとミニ解説付き!

  • 2022/03/13
  • TOP新着

国語に引き続き、 福岡県公立高校入試問題の数学の分析と、新中学3年生にむけた学習のアドバイスを紹介します。さらに一部の問題のミニ解説もご紹介!

大問6問 

1⃣小問集合

(小問数)9 

(形式) 例年と同じです。

(傾向) 「相対度数」を答える問題から「累積相対度数」を求める問題へ変更しました。

(難度) 例年並み。

2⃣データの分析

(小問数)2 

(形式)(2)が記述という形式は変わりませんでした。

(傾向) 昨年度と同様データの分析からの出題でしたが、今年度は初めて「箱ひげ図」から出題されました。

(難度) 易化。四分位数や箱ひげ図の意味など基本内容が理解できていれば問題ありませんが、

     今回初めての出題だったため、戸惑った受験生は多いと予想されます。

3⃣文字式を使った証明

(小問数)2 

(形式)昨年度までは、予想された内容の証明や会話文から規則性を予想する問題でした。

    今年度はオーソドックスに、指示された事柄を式で表す形式に変更しました。

(傾向)教科書の章末問題や定期試験などでよくみられる問題のため、以前解いたことがある受験生にとって

    は取り組みやすかったと思われます。

(難度)例年並み

4⃣一次関数の利用

(小問数)3

(形式) 2本の直線の交点の座標を求めることが目標であることは変わりありませんが、記述式ではなくなっています。

(傾向)例年どおりです。条件も多く、求めやすいため、イメージもしやすい問題となりました。

(難度)易化

5⃣平面図形

(小問数)3

(形式)例年どおりです。 (2)で証明の記述問題、(3)で長さを求める問題が出ました。

(傾向)昨年度までと比べてもシンプルな問題構成でした。毎年正解率が最低になる(3)も条件が多く、

過去問題演習を繰り返している生徒にとってはかなり簡単に感じられたと予想されます。

 (難度)易化

6⃣空間図形

 (小問数)3

 (形式)例年どおりです。 

 (傾向)最短距離の問題や二等辺三角形であることに気がついたのち、その面積を求める問題は入試問題と

してはオーソドックスなもので、こちらも過去問題演習を繰り返している生徒にとってはかなり簡単に感

じられたと思われます。

 (難度)易化

【総評】

昨年度はコロナ禍による休校の影響により、難易度が下がりましたが、易化傾向は今年度も継続されました。

毎年、読解力や記述問題のための表現力が必要な問題が多かったのですが、出題形式や難易度などがオーソドックスになりました。上位校では若干のボーダーラインの上昇が予想されます。

大学入試改革により、思考力や表現力などが重視されるようになったため、福岡県公立高校入試でもその傾向が取り入れられ、少しずつ入試問題が複雑化してきましたが、それがひと段落した印象があります。3年前と比べるとかなり取り組みやすい問題になっており、易化傾向も今回で抑制され、次年度は今年度と同等の難易度になると考えられます。

【次年度の受験生のみなさんへのアドバイス】

 教科書に出てくる言葉や公式などを確実に理解し、実際に手を動かして答を出す練習が重要です。入試問題だからと言って極端に難しいものではありません。毎日の学校の授業や小テスト・定期テストを確実に得点できるようになりましょう。難易度は下がっていますが、毎年少しずつ出題分野や傾向が変化しています。広く確実に教科書内容の理解に努めましょう。今年も入試直前の2ヶ月は、塾生のみんなで福岡県公立入試専用の対策問題集で練習しました。その問題集の内容にほとんどが似た問題でした。日ごろの学習は教科書の徹底マスターを、直前にはしっかりとした内容の問題集と先生たちのアドバイスをうまく使って合格につなげてほしいと思います。

【2022年度入試数学はこう解く! ミニ解説】

4 一次関数の利用(中2の2学期の学習内容)

(2)ポイント①より求める式の傾きは「-700」であることが分かるので、y=-700x+bとおけます。

 通る点の座標(5,1100)を代入し計算すると、b=4600と求められ、 答えはy=-700x+4600となります。

(3)この問題を解く方針と手順は以下のようになります。
(方針)加湿器Aと加湿器Bの直線の交点が残りの水の量が等しくなる時刻であることに気づきましょう。

 (手順1)加湿器Bの水の量を表す式(①)を求め、その直線をグラフに書き込みましょう。
➡加湿器Bの1時間当たりの水の消費量はわかっていませんが、午後2時に4200mL、午後7時に200mLとわかるの
で、直線の式に(2,4200)と(7,200)を代入して連立方程式を解きましょう。

a=-800,b=5800となり、加湿器Bの直線の式はy=-800x+5800と求められますので、その直線をグラフに書き込み
ましょう。

(手順2)グラフから5≦x≦8で加湿器AとBの直線が交わることが分かるので、5≦x≦8の加湿器Aの直線の式(②)を求めましょう。

  ➡(2)の時と同様にして求めると、加湿器Aの直線の式は、y=-300x+2600となります。

 

(手順3)直線①と直線②を連立して解を求めましょう。

連立方程式を解くと、x=32/5となります。時刻を求める際には帯分数に直して計算しましょう。x=62/5なり、2/5時間は24分のことですので、答えは午後6時24分になります。

では、新中3のみなさん! これからまだ十分時間があり間に合いますから、しっかり学習して数学得点アップを目指し続けてくださいね! 

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