福岡の学習塾 筑紫修学館TOPページ > 橋本先生にインタビュー

橋本先生の分析力には定評がありますよね。
今年も入試問題をズバリ的中されたそうですが、どのような内容ですか?

の条件作文の「人が最も読書すべき時期」の資料とほぼ同じ資料を、筑修オリジナル直前模試の作文の題材として取り上げました。各段落に書くべき内容まではすべて当てられませんでしたが……。

昨年度、オリジナルで作った直前模試のの文章が、本番の問題のでそのまま出て、しかも主張をまとめる問題も的中したために、今年の直前模試も何かしら当てられないだろうかと必死で考えました。
しばらく見ていない調査内容からの作文を書かせてみようと決めて正解でした。

今年の国語の入試問題は、どの辺りで受験生の差がつきそうですか?

まず、の品詞の識別問題です。(実はある国語科担当の発案で直前模試に品詞の識別を出したんです。出題分野としてはこれも当たっています。)
副詞や連体詞は生徒たちが一番厄介に思う品詞で、そこに形容詞や形容動詞を連用形に活用させたものを選択肢に入れるとさらに厄介になるようです。

次に、の古文は内容が理解できたかどうかがカギで、解釈できれば問題はほぼすべてクリアできます。
大意がつかめなかった場合、返り点と歴史的仮名遣い以外の問題は難しかったかもしれません。

は読解しやすい内容でゆっくりと時間をかければ解ける問題です。しかし、残り時間が少なくなってきて、生徒によっては最後にまだ作文が残っているという状況で解くわけですから、無駄なく答えを作り書けたかどうか……。

筆者の表現について具体的に述べている形式段落を探せという問五では、攻め方を知らなければ正解できなかったのではないでしょうか。

筑紫修学館の国語科のカリキュラムで特に力を入れているのは、どのような内容ですか?

入試に対応するためには、知識を単に暗記するだけではなく、その知識を活かして論理的に思考し、表現する力を身につけることが必要です。

暗記するだけではなく」と言いましたが、知識を暗記して身につけるのは楽なことではありません。

カリキュラムとしては、読解はもちろん、漢字や語句や文法の小テストなど知識の暗記と確認にも力を入れています。詳しくは授業を受けてもらうとわかると思います。

入試直前では、本番を意識してどのようなことに力を入れて指導しましたか?

公立高校入試の記述・論述問題では、勝手な解釈や自己中心的な表現はさせられません。 そのために、模範解答に(例)と示される問題はすべて私たち講師が採点し、自己採点はさせませんでした。そのため、講師の前に採点を待つ生徒の列ができていました。

また、字はていねいにはっきりと形作ることも口やかましいくらいに指導しました。薄い文字の生徒には、私が使っている3B(シャープペンシル)の芯を渡して使わせました。

メンタル面を整えるために深呼吸のしかたも教え、実際にその場で一緒にやってみました。

国語を苦手とする受験生に学習のポイントをアドバイスしてください!

国語の苦手な生徒の克服法は、他教科の学習法(理解して暗記して練習していく)とは異なります。文章や語句の解釈に、これまでの経験で作られたその人の考え方が少なからず影響するからです。

だから、まずは解釈や読解のしかたを先生から素直に学んでください。
素直にというのは難しいのですが……、素直にです。

さらに漢字や語句は人一倍努力して身につけてください。ここは自己練習可能なところですね。

そして、生徒には口やかましく言っているのですが、内容理解した文章の音読です。理解したうえで、聞いている人に語るように声に出して読んでみることです。もし許されるのであれば、家族の誰かに自分の音読を一度でいいから聞いてもらいましょう。家族が内容に共感してくれたり感動してくれたりしたら自分の読解ができていると判断できます。

その読み方で今度は自分ひとりで音読します。毎回家族に聞いてもらうわけにはいきませんからね(笑)。国語は一朝一夕には克服できません。じっくり取り組んでみてください。

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