筑紫修学館では優良講師を育成するためのシステムを複数構築しています。このシステムによって、講師たちの「授業の力量」「指導力」「得点アップへのこだわり」が着実に身につきます。これも36年の間に築き上げたノウハウの1つです。
個別指導コースもクラス授業も新入社員は入社時には約1ヵ月程度の研修を行います。事務処理や書類の使い方、保護者面談や電話応対のロールプレイなど、校舎運営にまつわる業務も研修を行いますが、何といっても「授業研修」が最も重要で、かなりの時間を費やします。
筑修指導マニュアル「ナビゲーター」に沿って、「正しい発声」「正しい授業姿勢」から研修を始め、「板書のしかた」「声や話のメリハリ」「生徒指導」などの項目を乗り越え、最終的には自分の目指す魅力的な「講師像」へと成長します。校舎に配属されるときは一人前の「講師の顔」になっています。
学期に1回行う「授業コンテスト」は筑紫修学館独自の職員向けイベントです。
解説のパフォーマンスのみを競うもので、塾長・教務長とベテラン審査員によってそれぞれの職員が評価されます。
採点基準は「姿勢」「発声」「板書」「内容」「魅力」をそれぞれ4項目に分け、4段階の評価を行います。上位3名はその学期の「筑修BEST3」として認定され、表彰を受けます。
このコンテストを繰り返すたびに、講師の「パフォーマンス能力」は格段に向上してきています。
月1回の実力テスト時には生徒が講師を評価する「授業アンケート」を実施します。
「面倒見はいいか」「板書はまとまっているか」「集中できる雰囲気か」「授業はわかりやすいか」「先生は熱心か」の項目をそれぞれ4段階で評価します。
これらの項目の平均値をレーダーチャートで表し、成績表として講師一人ひとりにフィードバックしています。
アンケート結果を良くしようと、生徒に無意味に優しくしたり、甘くしたりしても点数は上がりません。先生と生徒の正しい信頼関係を構築することで、はじめてよい結果が現れてきます。
さらにアンケートの結果に問題がある講師は、授業日以外に特別に呼んで問題点の修正、授業の研修を行っています。 また、個別指導コースは学期に1回「生徒アンケート」「保護者アンケート」「講師アンケート」の三種類のアンケートをとります。それぞれのデータをもとに問題点やニーズを探り、指導に反映させています。
筑紫修学館では遅くとも1月から「私立対策」2月から「公立対策」を実施します。
ですから、授業担当者は全員、前年度の私立入試問題及び公立入試問題をもれなく解いて準備します。
私立入試問題の中には難関私立入試問題も含まれています。
出題のパターン、傾向を分析し、入試本番で高得点をマークさせるポイントを整理して指導にあたります。