涼しい日が増えてきたこの頃ですが、9月に入り、定期考査や模試も増えてきました。
特に受験生は、夏休みの頑張りの成果が気になりだす頃です。
受験生からこの時期になると増えてくる質問の一つが、「新しい参考書を買った方がいいですか?」というものです。
夏休みが終わり、受験までの時間が少しずつ短くなってくると、「このままの勉強法で大丈夫なのかな」「もっと良い参考書があるのではないか」と不安になってくるものです。
書店に行けばたくさんの参考書が並んでいますし、友達が使っているものや、インターネットで評判になっているものを見ると、今使っているものよりも良さそうに感じてしまうこともあるでしょう。
焦る気持ちはよく分かります。
しかし、ここで大切なのは、新しい参考書を次々と増やすことではなく、まず今使っている一冊をしっかり仕上げることです。
例えば、問題集を一度解いただけで「終わった」とするのではなく、間違えた問題を解き直し、なぜ間違えたのかを確認する。そして、時間を置いてもう一度解いてみる。こうして「自力で解ける問題」を一つずつ増やしていくことが、本当の意味で参考書を仕上げるということです。
何冊も持っているけれど、どれも中途半端になっている状態よりも、一冊を繰り返し取り組み、「この本の問題なら完璧」と言える状態にするほうが、受験に向けた確かな力につながります。
もちろん、今の自分のレベルに合っていない、必要な分野が不足しているなど、明確な理由がある場合には新しい参考書が必要になることもあります。
ただ、「なんとなく不安だから」「もっと良いものがありそうだから」という理由だけで買い足す前に、まずは今手元にある一冊を見直してみましょう。
受験までの時間が限られてくると、焦る気持ちも出てきます。だからこそ、あれこれ目移りするのではなく、今やるべきことに集中することが大切です。
まずは一冊を、しっかり仕上げる。
それを自信に変えて、次のステップへ進んでいきましょう。

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