皆さん、こんにちは。
筑紫修学館小郡大保校の森です。
本日も小郡大保校の校舎ブログをご覧いただきありがとうございます。
小郡市立中学校は、三国中のみ先日の金曜日までが期末試験で
残りの中学校は現在期末試験直前となっています。
そこで今回は、期末試験の結果が返ってきた後にすべきやり直しについてのお話です。

なぜやり直しが重要なのか?
定期考査のやり直しには、次のような意味があります。
自分の弱点が明確になる
間違えた問題は、あなたが理解できていない部分やミスしやすい部分です。
これは今後のテストや受験に向けて勉強をするにあたって、非常に重要な情報です。
同じミスを繰り返さない
一度間違えた問題をしっかり復習することで、似た問題で同じミスをする可能性が大幅に減ります。
記憶の定着が強化される
間違いを正すというプロセスは、正しい知識をより深く脳に刻み込みます。
効果的なやり直しの手順
ステップ1:冷静に分析する
考査が返却されたら、冷静に分析しましょう。
点数に一喜一憂したり、友達と点数を競い合うのも良いですが、
ある程度騒いだら気持ちを切り替えて、答案を分析していきます。
特に、次のような情報について分析をしてみましょう。
- ・全体の点数と平均点を確認
- ・科目別、単元別の得点状況をチェック
- ・時間配分は適切だったかを振り返る
ステップ2:間違いを分類する
次に、間違いを以下の3つに分類します。
ケアレスミス
計算ミス、書き写し間違い、問題の読み間違いなど、知識はあるのに間違えたもの
理解不足
特に理系科目で、概念や解き方が理解できていなかったもの
知識不足
特に暗記科目で、そもそも知識が足りなかったもの
ステップ3:間違いの原因を探る
それぞれの間違いについて、なぜ間違えたのかを具体的に分析しましょう。
- ・どの段階で間違えたのか
- ・何が原因だったのか
- ・どうすれば防げたのか
特に3つめの「どうすれば防げたのか」は非常に大事な視点です。
人それぞれミスしやすい部分には傾向があります。
例えば私なら繰り上がりのある足し算や繰り下がりのある引き算を
暗算で雑にやると間違えやすいです。
そのミスを防ぐために、ちょっとでも計算に不安があったら必ず筆算をするようにしています。
ステップ4:正解を導く
間違えた問題を再度解き直します。
このとき大切なのは
- ・解答を見る前に、まず自力で考え直す
- ・分からない場合は教科書や参考書で調べる
- ・それでも分からなければ先生や友達に質問する
とういうこと。
特に理解が必要な科目は、ただ解答を書き写してもあまり意味はありません。
しっかりと解答に至るプロセスを意識しながら解きなおして正解を導きましょう。
ステップ5:類似問題にチャレンジ
同じ単元の類似問題を解いて、理解が定着しているかを確認します。
今の時代、ChatGPTなどの大規模言語モデルに頼めばいくらでも類題を作ってくれる時代です。
問題を打ち込んで、「この問題の類題を作って。」と頼んでみましょう。
(ただし、AIもたまに間違えることがあるのでそこはご注意を…)
科目別やり直しのコツ
以上を踏まえて、各科目のやり直し・解きなおしのポイントを整理します。
数学
- ・解法の流れを論理的に整理する
- ・公式の使い方を再確認する
- ・計算過程を丁寧に書き直す
英語
- ・文法事項を体系的に整理する
- ・単語・熟語の意味と使い方を再確認
- ・長文読解では文構造を分析し直す
国語
- ・記述問題では模範解答と自分の答案を比較
- ・漢字や語句の意味を辞書で調べ直す
- ・文章読解では根拠となる箇所を明確にする
理科
- ・実験の手順と結果の関係を整理
- ・公式の意味と適用条件を再確認
- ・図表やグラフの読み取り方をチェック
社会
- ・年代や地名の正確な記憶を確認
- ・因果関係や背景を整理し直す
- ・地図や資料の読み取り方を復習
やり直しを習慣化するためのポイント
時期を決める
考査返却後1週間以内に必ずやり直しを完了させましょう。
時間が経つと記憶が曖昧になってしまいます。
記録を残す
やり直しノートを作成し、間違いの傾向や改善点を記録しておきます。
これは次回の考査対策にも役立つものになります。
定期的な見直し
やり直しをした内容は、定期的に見直して記憶を維持しましょう。
まとめ
定期考査のやり直しは、単なる復習ではありません。
自分の学習状況を客観視し、効率的な学習方法を見つけるための重要なプロセスです。
最初は時間がかかるかもしれませんが、継続することで確実に成績向上につながります。
次回の定期考査でより良い結果を出すために、今回紹介した方法をぜひ実践してみてください。
大切なのは完璧を目指すことではなく、着実に改善していくことです。
一歩ずつ前進していけば、必ず結果はついてきます!
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このブログはこんな人が書いています!
森 駿介
筑紫丘高校→九州大学理学部数学科卒業
塾講師歴11年 筑紫修学館歴12年