2026年度大学入学共通テストの中間集計が1月21日付で大学入試センターから発表されました。
最終発表は2月5日の予定ですが、現在公表されている中間データと各大手予備校の予想平均点、
そして昨年度の平均点を比較して、今年度の特徴を考えてみようと思います。
科目別平均点一覧
- ・大学入試センターの中間集計平均点
- ・大手予備校予想平均点(河合塾・駿台・ベネッセ等)
- ・2025年度の最終平均点
を整理しました。
※予備校予想は河合塾・駿台・ベネッセ・東進の予想をまとめたものを記載しています。
| 科目 | 中間集計(前年比) | 予備校予想 | 昨年度最終平均 |
|---|---|---|---|
| 国語(200点) | 116.08(-10.59) | 115 | 126.67 |
| 数学ⅠA | 50.58(-2.93) | 47~48 | 53.51 |
| 数学ⅡBC | 58.88(+7.32) | 51~54 | 51.56 |
| 英語 リーディング | 64.80(+7.11) | 62~64 | 57.69 |
| 英語 リスニング | 56.42(-4.89) | 54~57 | 61.31 |
| 物理 | 47.46(-11.5) | 45~46 | 58.96 |
| 化学 | 59.57(+14.23) | 56~57 | 45.34 |
| 生物 | 56.67(+4.46) | 55~57 | 52.21 |
| 地理 | 64.18(+6.7) | 59~62 | 57.48 |
| 日本史 | 64.18(+7.19) | 59~62 | 56.99 |
| 世界史 | 62.81(-3.31) | 60~61 | 66.12 |
| 政治経済 | 65.94(+3.28) | 63~64 | 62.66 |
| 倫理 | 65.16(+5.42) | 62 | 59.74 |
| 情報 | 59.76(-9.5) | 約57–60 | 69.26 |
点数変化が大きい科目と要因分析
まだ中間集計ではありますが、最終集計でも大きく点数は変わらないだろうという前提で、
平均点の変化が大きい科目について要因を考えてみましょう。
平均点が上昇した科目
英語リーディングは昨年度比較で大きく点数が上昇しています。
2025年度最終発表57.69点 → 2026年度中間集計64.80点(+7.11)
私は英語リーディングについては
・問題の難易度自体はほぼ昨年並み~やや易化だったが7点も差が出るほどではない
・問題形式が変更になった初年度と2年目の差が出た
と考えています。
化学の点数上昇に関しては、昨年が難しすぎただけなのでここでは触れないこととします。
平均点が下降した科目
物理は昨年度に比べて大幅に平均点が下がりました。
2025年度最終発表58.96点 → 2026年度中間集計47.46点(-11.5)
これは単純に問題難易度の差であると考えられます。
設問数・マーク数は減少した一方で、一つ一つの問題にかかる時間は増加したようです。
また、マーク数が減少したということは1問の点数が大きくなりますから、
昨年よりもより精度を上げて解答しなければ点数は出ないということにもつながります。
物理の平均点が下がった一方で、化学・生物は上昇して平均点が60点弱になりました。
昨年度は物理が最も高く、化学が最も低く、その差は13.62点でした。
今年度は逆に化学が最も高く、物理が最も低く、その差は12.1点となっています。
昨年度は得点調整が行われなかったので、今年度も得点調整は行われないと予想されます。
追記:正式に得点調整を行わないと発表されました。
令和8年度大学入学共通テストの得点調整実施の有無について
数学の予備校予想が低めに出た要因
私は、予備校が「標本集団と母集団の差を大きめに見積もった」ことが要因だと考えています。
通っている生徒やリサーチに提出した生徒の点数を集計すると、全体よりもやや高い点数が出ると考えられます。
「私立しか受けないから、テキトーに受けちゃおう
「どうせ使わないし、リサーチも出さなくて良いや」
という生徒が一定数いるため、各予備校はその分を差し引いて予想を出していると思われます。
このとき、各予備校が集計した点数と、全体の点数との差をやや大きめに見積もった結果がこの差になったのではないかと考えています。
出願戦略の分析
出願は基本的にはリサーチの判定を重視しましょう。
そこに、マーク式と記述式の向き不向きや、得意科目苦手科目の配点の割合などもプラスして出願戦略を立ててください。
難関大志望者の戦略
旧帝大などの難関大学志望者では、各科目で高得点キープが求められると予想されます。
今回の中間発表では、特に英語リーディング・社会科目が得点源になりやすく、
これら科目で安定して高得点を取れた受験生はボーダーを維持しやすい状況と考えられます。
一方、理科の点数差は理系上位層にとってはリスク要因になり得ます。
点数差的には得点調整は行われないと予想されるので、
二次試験(個別学力試験)でのリカバリーを見込んだ戦略が必要です。
地方国公立志望者・中堅層の戦略
中間層は今回の難易度の変化に大きく影響を受けた層だと予想されます。
得点が伸び悩んでも、周りも同じように伸び悩んでいる可能性もあります。
リサーチやボーダー予想を確認して、二次試験での得点戦略を練りましょう。
中間層以下の点数動向について
一部では「上位層の得点は大きく変化せず、中間以下が点数を下げている」と指摘されています。
2026年の中間データを見ると、物理・情報で点数幅が大きく広がっており、
平均点の低下科目は特に中位層以下の得点が伸び悩んだ可能性が考えられます。
これは、問題の思考力要求度が高く、基礎知識重視の受験生が対応しづらかったことが要因として挙げられます。
こうした科目では標準偏差も大きくなる傾向が予想され、中位層以下への影響が大きいと見られます。
まとめ
ライバルはあくまで同じくらいのレベルの受験生です。
平均点の上下ではなく、判定を重視して志望校について考えましょう。
また、具体的な得点戦略を立てることが大切です。
どの科目で何点取れば安定して合格できるのか、よく考えて受験校を設定しましょう。
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このブログはこんな人が書いています!
森 駿介
筑紫丘高校→九州大学理学部数学科卒業



























