いよいよ入試も近づき、高3生は入試レベルの問題演習を始めている人も多いかと思います。
また、高2生も文法の授業が一通り終わり、長文読解を始めている人もいるかと思います。
今回は、文法の学習を一通り終え、英語長文を読む練習を開始した人を想定して、注意点をいくつか挙げてみようと思います。
反復練習は正しいフォームで行わなければ効果はありません。意識してみてください。

ポイント1:できるだけ英語のまま理解しよう
英文を読むとき、まず心がけたいのが「出来るだけ日本語を登場させない」ことです。英文を読む際に逐一日本語に訳していると、読解速度が遅くなってしまいます。
例えば、”apple”という単語を見たときに「リンゴ」と和訳しなくても、赤くて甘酸っぱい丸いアレが思い浮かぶのではないでしょうか。もちろんそんな単語ばかりではありませんが、簡単な単語や頻繁に出てくる単語など、英語と意味が直接つながった単語が増えてくると、読解速度が上がってきます。
後でも触れますが、単語帳はあくまで入り口です。英語を聞いたら単語帳に載っている訳語が思い出せる、というのがゴールではないということは肝に銘じておきたいです。
最終的には単語帳を離れて、実際の英文を読む中でその単語の用法を蓄積させ、意味の輪郭を掴むということをする必要があります。
特にリスニングにおいては、日本語を登場させないというのは必須になってきます。
ポイント2:英語の語順で理解しよう
日本語と英語の大きな差として、語順があります。
日本語は徹底して前置修飾ですが、英語の基本は後置修飾です。
英文を和訳するときに、英文の文末の方から機械的に日本語に変換していくとうまい具合に和訳が出来上がるというのを聞いたことがある人もいるかもしれませんが、それはこの仕組みを利用しています。
英語が苦手な人にとっては福音のように聞こえるかもしれませんが、飛びつくのは危険です。
このやり方で今まで英語を乗り切ってきた人もいるかもしれませんが、高校ではもう使えません。
正確に文意を把握できないだけでなく、読解速度も遅くなりますし、リスニングではどうしようもなくなります。
出来るだけ英語の語順のまま英文を理解できるようになることが望ましいです。
そのための方法の一つが、「助詞を補いながら」読むことです。
たとえば、”The boy who is running is my son.” という文を読んだとき、いちいち「その走っている少年は~」と訳さずに、「その少年、今走っている、が私の息子」(説明のために日本語にしてますが、出来れば”The boy”、”running”、”my son”は英語のまま理解したいです。)というように、助詞を挟むことで出来るだけ語順を変えずに理解していきます。
こうすることで、英語の語順に沿って内容を理解しやすくなります。(慣れてきたら、最終的には助詞も除いてしまいましょう。)
ポイント3:文の大きな構造を意識しよう
長文読解での失敗の大きな理由の一つとして、単語一つ一つに意識が向いてしまい、文全体の構造や段落ごとの要旨を見失ってしまう、というものがあります。
難単語や細かい修飾関係などに意識を奪われて骨格であるS・V・O・Cを見落としたり、その段落の意図や要旨が捉えられていなかったり、とうことがよく起きます。
細かいところの処理が重たいために注意力を消耗し、大きな流れを見失う、というのは特に慣れていない期間は避けられません。
慣れてくると一つ一つの処理が軽くなってくるので多少改善してきますが、出来るだけ大きな構造にも意識を向けられると、より正確にその文章を理解できるようになるはずです。
特に入試に向けてより長い文章を読むときには、どこにどんな内容が書いてあるかを把握することはとても重要になってきます。
ポイント4:下線部和訳の問題では文脈に合った訳語を考えよう
英文を和訳する問題では、単語帳で覚えた訳語をそのまま当てはめた答案を目にすることが多いですが、これは時に不自然な日本語になる原因です。
とりあえずアルファベットで書かれた英文を漢字と平仮名の文に変換できたけれど、その文が何を言っているのか自分でも分からない、なんて経験はありませんか?
英文を和訳したのだから意味不明な日本語の文になっても仕方がない、という理屈は通らないと思っておきたいです。
単語については、単語帳に載っていたかどうかではなく、文章の流れや内容に沿った訳語を充てることが重要です。
たとえば “significant” という単語が出てきたとき、単語帳に載っている「重要な」と訳すよりも、文脈上「大きな影響を持つ」や「目立った」と訳す方が適切な場合があります。
日本語訳をするときは、日本語として意味が伝わる文にする。
当たり前のことですが割と抜け落ちがちなので、必ず自分の答案を読み直して確認しましょう。
以上、4つほど意識して欲しい点を挙げてみました。参考にしてみてください。
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