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小郡大保校ブログ

2026/11/01

成績が伸びる人と伸びない人、実はこんな違いが!?

「毎日勉強しているのに、なかなか成績が上がらない……」

「授業では理解できているのに、テストになると点数が取れない……」

そんな悩みを抱えている中高生は少なくないと思います。

成績が伸びないとき、私たちはつい
「勉強時間が足りないのでは?」
「勉強方法が間違っているのでは?」
と考えがちです。

もちろん、勉強時間や勉強方法は重要です。しかし、成績を左右する要素はそれだけではありません。

実は、「非認知能力」と呼ばれる力が、学習成果に深く関係していることをご存じでしょうか?

今回は、近年教育の世界で注目されている「非認知能力」について、
学力との関係や、日々の勉強で意識したいことをご紹介します。

「非認知能力」とは?

私たちが普段「学力」と聞いてイメージするのは、計算力、読解力、知識量、論理的思考力などではないでしょうか。

こうした能力は、一般に「認知能力」と呼ばれます。

一方、「非認知能力」とは、テストの点数などでは直接測りにくい意欲や感情、行動の調整などに関わる幅広い能力を指します。

例えば

  • 自己管理能力:目標に向かって計画的に行動する力
  • 粘り強さ:難しい問題にも諦めずに取り組む力
  • 自己効力感:自分ならできると考え、行動につなげる力
  • 好奇心:知らないことに興味を持ち、自ら学ぼうとする力
  • 感情を調整する力:失敗や不安に振り回されすぎず、気持ちを切り替える力

これらは、学校の定期テストで直接点数を付けられる能力ではありません。

しかし、どれも勉強を継続し、身につけた知識を成果につなげるうえで大切な力です。

非認知能力が高い生徒ほど成績が良い?

実際に、非認知能力と学力の関係を示す研究もあります。

OECD(経済協力開発機構)が2024年に公表した調査報告書では、
達成意欲、粘り強さ、好奇心、責任感、自己管理能力などが高い生徒ほど、
学校の成績も良い傾向にあるということが報告されています。

もちろん、これは「非認知能力さえ高めれば、必ず成績が上がる」という意味ではありません。

しかし、知識や解法を身につけるだけでなく、
それらを習得するまでの過程を支える力も重要だということが分かります。

例えば、同じ授業を受け、同じ宿題に取り組んでいる2人の生徒がいたとします。

一方の生徒は、間違えた問題を解説で確認し、翌日もう一度解いてみる。

もう一方の生徒は、解説を読んで納得したところで勉強を終える。

どちらも真面目に勉強しているつもりでも、数週間後には理解度に大きな差が生じるかもしれません。

この違いを生む要因の一つが、自分の学習を振り返り、必要な行動を選ぶ力なのです。

成績が伸び悩む生徒に多い3つの行動

では、非認知能力に関連する課題は、普段の勉強にどのように表れるのでしょうか?

① 分からない問題を後回しにする

難しい問題に出会ったとき、すぐに答えを見たり、飛ばしたままにしたりしていませんか?

もちろん、時間をかけすぎずに解説を確認することも大切です。

問題なのは、「分からなかったこと」をそのままにしてしまうことです。

間違えた問題にもう一度挑戦する、分からないところを先生に質問する。

こうした小さな行動の積み重ねが、理解を深めていきます。

② 計画を立てても続かない

「今日から毎日3時間勉強する!」

そう決意したものの、数日後には元の生活に戻ってしまった……という経験はありませんか?

これは単に意志が弱いという話ではありません。

目標が大きすぎたり、何をすればよいかが具体的でなかったりすると、
行動を継続するのは難しくなります。

大切なのは、無理な目標を立てることではなく、実行できる計画を立てて習慣化することです。

③ 失敗すると自信をなくしてしまう

テストで思うような点数が取れなかったとき、
「自分には数学の才能がない」
「英語は苦手だから仕方ない」
と考えていませんか?

しかし、テストの点数は、その時点での理解度を表すものであり、
将来の成績まで決めるものではありません。

「数学ができない」と考えるのではなく、
「今回は関数の応用問題が解けなかった。次はそこを重点的に練習しよう」と考えてみましょう。

失敗を自分の能力の限界と捉えるのではなく、次の学習につなげることが重要です。

非認知能力を伸ばす3つの習慣

非認知能力は、生まれつき決まっているものではありません。

日々の経験や学習環境によって、発達していく可能性があります。

ただし、「粘り強くなろう!」「もっと自信を持とう!」と意識するだけで、
簡単に身につくものでもありません。

おすすめしたいのは、毎日の勉強の中で、次の3つを習慣にすることです。

1.具体的な小さな目標を立てる

「英語を頑張る」ではなく、
「今日は英単語を20個覚えて、明日もう一度テストする」
といったような、達成できたかどうかが分かる目標を立てましょう。

2.勉強後に振り返る

勉強が終わったら、
「今日できるようになったこと」
「まだできないこと」
「次にやること」
を確認してみましょう。

3.結果だけでなく、取り組み方を見直す

テストの点数が悪かったときも、ただ落ち込むのではなく、原因を具体的に探しましょう。

知識不足なのか、演習不足なのか、時間配分の問題なのか。

原因が分かれば、次に取るべき行動も見えてきます。

このように、計画を立て、実行し、振り返って改善することは
「自己調整学習」とも関連する重要な考え方です。

実際に、教育研究でも、自分の学習を計画・確認・評価する方法を具体的に教えることが、
学力向上に役立つとされています。

大切なのは「勉強ができるようになる行動」を身につけること!

もちろん、成績が伸びない原因をすべて非認知能力に求めることはできません。

基礎知識が不足している場合もあれば、勉強方法が合っていない場合、
学習環境や生活リズムが影響している場合もあります。

ただ、どれだけ良い教材や授業があっても、学んだ内容を自分のものにするためには、
勉強している自分自身の行動が欠かせません。

そして、その行動は「本人のやる気」だけで決まるものではなく、
周囲の声かけや目標の設定、成功体験の積み重ねによっても変わっていきます。

私たち筑紫修学館も、生徒が問題を解けるようになることはもちろん、
自分の課題を見つけ、考え、改善していく力を育てることを大切にしたいと考えています。

成績が伸び悩んでいる人は、勉強時間や問題集の量だけでなく、
普段の勉強への取り組み方にも目を向けてみてください。

成績アップのきっかけは、意外と身近な行動の中に隠れているかもしれません!

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このブログはこんな人が書いています!

森 駿介

筑紫丘高校→九州大学理学部数学科卒業

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